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ダックスフンドの特徴
狩猟犬としてのルーツを持つダックスフンドの特徴は基本的に「勇敢」で「利口」です。
ダックスは自分で状況判断する力が優れていて、聞き分けもよいのですが、
警戒心が強く家族や仲間を守ろうとする意識が高いので、不信な物音(大きな音)や知らない人(声)に対してスグに吼えてしまうところがあります。
これも狩猟犬としてのルーツが手伝ってか、ダックスの吼え声は小型犬といえども大型犬並です。 |
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でも初めて会う人でも、その人が飼い主(または家族)の友人だったりするとスグにそれを認識して
吼えることはしないのです。
「警戒心」はあくまでも「不信者」に対してなので、「この人は不信者じゃない」と認識すると、
うってかわって「人なつこく、遊び好きで甘えん坊」の犬になります。
ダックスは人の声の調子や様子から、状況を読み取ることが上手です。
元気がない、さびしそうなときは、なぐさめるようにそっと寄り添ってくれたり、チャッキーに関して言うと
(何も言わなくても)私が「仕事に行く」のか「遊びに行く」のか容易にわかるようで、「仕事」のときは
まったく何も言わず、「遊び」のときは「遊びだったらアタシもつれてって〜」と言わんばかりに
「ワンワン」と叫びます。
さらにダックスは話に聞き耳をたてるということもします。
自分に関係があるか、ないか、損か得か判断して、損なら無視、得なら甘えるといった行動をとります。
そして、聞いたことのない理解できない言葉が出たときは「ん?」という感じで顔を少しかしげるしぐさを
見せます。そのなんと愛らしいこと。
もう一つのダックスの得意技は「上目使い」です。
photo by アニマル・フォト
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甘えるとき、すねたとき、退屈でかまってほしいときに、
「上目使い」で飼い主を見上げます。
この「眼力」にやられて、ついつい甘やかしてしまうオーナーさんも多いらしいです。 |
種類別では、ロングは「温厚」スムースは「やや神経質」ワイヤーは「やや激しい一面を持っている」
というのが、大まかな性質です。
ダックスは犬なのに、妙に「人間臭さ」も感じさせます。
例えば、初詣とか、何かお祭り行事のときに、家族の一員として、犬も連れている人をよく見かけます。
自分がダックスを飼っているせいもあるかもしれませんが、ど〜もダックスを連れている人が圧倒的に多いように思うのです。
大型犬に比べれば、たしかにいっしょに行動しやすいですが、ダックス独特の「人間臭さ」が家族色をより強めているのではとも感じます。
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