犬という動物






犬という動物


私達が通常「犬」と呼んでいるのは「家」のことですが、
学問的には「哺乳綱食肉目(ほにゅうこうしょくにくもく)イヌ科」に属し、
この中には、オオカミ、ジャッカル、リカオン、キツネ、タヌキなどが含まれます。


さかのぼること約5千万年前、これらの動物の共通の先祖が出現しました。
そして、長い時間を経過する過程で、それぞれが独自の進化をしたのです。
しかし、先祖が同じですから、能力的にも体型や行動様式にも似通ったところがあります。


中でも犬とオオカミは、両者の間で子供が生まれることもあって、特に近い仲間と考えられ、犬の先祖はオオカミであるという意見が多いのです。


はっきりとはわかっていませんが、1〜3万年くらい前に、馴化された犬が、人間に従属する形で生活するようになったといいます。

この家畜化された犬が「家犬」です。
人間は、犬が持っていた能力を引き出し、訓練を重ねて、色々な分野で活用しました。


初めは「番犬」として人間の周辺に住み着いていたものが、
「猟犬」「戦闘犬」「牧羊犬」また「愛玩犬」などとして、人間に貢献するようになったのです。


温暖地域や寒冷地域、平野でも山間部また水辺などでも役に立つ動物として飼育され改良されました。


その結果、体力的にすぐれた大型犬にかわいらしい小型犬、巣穴に潜り込める短足犬や獲物を捕らえる為にスピードが出る足の長い犬などが誕生しました。


さらにこれらの犬を交配させることで、また別のタイプが生まれ、犬の種類は非常に多くなったのです。


犬と他の家畜や動物の大きなちがいは、「人間に服従し奉仕しようとする」ところです。


他の家畜でも、人間に服従するものはいますが、
命令を喜々と受け入れ遂行する点では、犬にはかないません。


ときには、命令なしでも人間の期待に応え,
火事を教えたり、溺れている子供を救助したりという感動話もあります。


おそらく、人間と長くいっしょに暮らしてきたルーツの影響もあるでしょうが、
まさに、犬は人間に奉仕することで喜びを感じる特別な習性を持った動物であると言えるでしょう。

もう一つあげられる特徴は、「容易にタイプを変えることができる」ということです。
犬は人間の要望に応えて、様々なタイプに変化することを受け入れ、
それぞれのタイプに合った役割をこなしてきました。
犬はこのように特異な体質を持った動物なので、先祖はオオカミだけでなく、他のイヌ科の動物から進化したものもいる、と考えている学者もいます。


さらに、犬は「学習」ができます。


他の動物でも学習(訓練)で、芸を披露したりするものもいますが、
それらは一時的なものが多く日常的ではありません。


犬の場合はすべての生活の中に、学習効果が現れるので、人間が安心して同居することができます。


犬は、人間の生活に合わせ、人間の習慣に従うことを苦にしないで生きられる動物なのです。





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